北方領土問題について
更新:2022年1月27日
北方領土
北方領土は、北海道本島の北東に連なる島々です。歯舞(はぼまい)群島は、北海道根室半島の延長線上3.7kmの沖合から北東方に点在する小島、すなわち貝殻(かいがら)島、水晶(すいしょう)島、秋勇留(あきゆり)島、勇留(ゆり)島、志発(しぼつ)島、多楽(たらく)島などからなっており、色丹(しこたん)島は、歯舞群島の北東22kmに位置しています。国後(くなしり)島は、根室半島と知床(しれとこ)半島に抱かれるような形で、沖合16kmの地点から北東に位置する全長122kmの島であり、また、択捉(えとろふ)島は、国後島の北東22.5kmに位置する全長204kmの島です。
北方領土問題とは
北海道の北東洋上に連なる択捉(えとろふ)島、国後(くなしり)島、色丹(しこたん)島及び歯舞(はぼまい)群島の北方領土は、江戸時代に日本人によって開拓され、日本人が住み続けていた島々です。
これら北方四島は、1945年(昭和20年)8月の第二次世界大戦終了直後、ソ連軍により占領され、日本人の住めない島々になってしまいました。
北方四島は、歴史的に見ても、一度も外国の領土になったことがない我が国固有の領土であり、また、国際的諸取決めからみても、我が国に帰属すべき領土であることは疑う余地もありません。
北方四島は、70年以上が経過した今も、なお、ロシアの不法占拠の下に置かれており、この問題は我が国固有の領土である北方四島の返還を一日も早く実現するという、まさに国家の主権にかかわる重大な問題です。
北方領土返還運動全国強調月間
昭和61年に根室市で開催された都道府県民会議全国会議において、毎年2月と8月を「北方領土返還運動全国強調月間」として設定し、全国で返還要求運動を積極的に展開しています。
北方領土の日
政府は、北方領土返還要求運動関係団体等の「北方領土の日」の制定の決議や要望、関係民間団体、学識者、地方自治体等との懇談会を開くなど広く各界各層からの意見を踏まえて、1981年(昭和56年)1月6日の閣議了解により、毎年2月7日を「北方領土の日」とすることを決定しました。
北方領土返還要求シンボルマーク